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ペレットのできるまで
なんとペレットは、五箇山・白川郷への入り口、富山県南砺市の木でつくられています。
木を育てていると、まっすぐで節のないよい木材をつくるために、質の悪い木を伐(き)る必要があります。ここで伐られてしまった木(間伐材)が、南砺森林利用協同組合に運び込まれ、ペレットの原料になります。
01
間伐材を切断する。
市内各地から運ばれてきた木材を、グラップルソー(写真)で加工しやすい長さに切ります。
02
木材を細かく砕く。
チッパーを用いて,木材を粗く砕きます。この時点で砕いた木材をチップといいます。なんとペレットは、樹皮や小枝も含めて加工しているので、材料の無駄を可能な限り省いています。
03
チップを屋外で乾燥させる。
チップをときどき攪拌しながら屋外で乾燥させます。木は成長のために地中から水を大量に吸い上げ、組織に蓄えています。よく燃えるペレットをつくるためには、木材から水分を飛ばさなければなりません。夏場は含水率(*注釈)が100%を超える木材もあり、これをこの工程で30-40%まで減らします。
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04
チップをさらに細かくする。
十分乾燥させたら、粉砕機でチップをおがくず状のさらに細かい粒にします。これをボイラーの熱で乾燥させ、含水率を約10%まで下げます。
※ボイラーの燃料には、規格外のペレットを使用しています。
05
圧縮・成型する。
ペレッターで直径5-6mmの筒状に成型し、約2cmの長さに切断します。これでペレットの形が出来上がります。成型直後のペレットは100℃近くになっています。
06
選別し、袋詰めする。
形の合わないものを取り除き、袋詰めして出荷されます。
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木材に含む水分量は、水以外に含まれる繊維などの成分(木質成分)の重さを基準に、割合で表記します。
例えば「含水率100%」の木材といった場合は、木質成分と同じ重さだけの水を含んでいる、ということを示しています。
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